青赤マーチを考察する
2004年12月28日注1)今回の記事は100パーセント脳内考察のみで書かれています。テストプレイ等は一切含んでいませんので生暖かくスルーして下さい。ただの自己満足です。
注2)今回の記事は、このデッキでファイナルズの初日全勝という見事な成績を残した大磯さんや、彼をバックアップしたであろう全ての関係者の皆さんに、いささかなりとも批判・批評を加えるものではありません。しがない一マジックプレイヤーの戯言です。
さて、そんなわけではじめて日記でマジックの考察なんかやっちゃうアスですこんばんわ。このデッキタイプ、僕が日本を離れる前(つまり前環境で)使い込んでいたからちょっと興味あるんですよねー。
んじゃ、早速デッキレシピをコピペ。
さて、このデッキの何がびっくりって、抹消がメインはおろか、サイドにすら一枚もないってことですよね。
一体何故なんでしょう?
HJの記事には「環境が高速化したため」としか書かれていないですが、もっと詳しい解説が欲しい所。
というわけで、まずはここから考察してみましょうか。
■今の環境で抹消は有効か否か
今の環境でのさばってるデッキを羅列すると
・神話
・トロン
・デスクラウド
このへんを第一メタとし
・ベビーシッター
・ビッグレッド
・青緑(+黒)のいわゆるエロコン
・白緑青(+黒)のいわゆるヤソコン
・緑(+黒&/OR+青)のいわゆるビーコングリーン
となるのではないでしょうか?多少偏見が混じってる気もしますが(汗
で、もう少し抹消に絞った観点からこれらを再カテゴライズすると
序盤から強烈なライフプレッシャーを与えてくるビートダウンは神話のみで、あとは大量に土地を要するコントロール系しかいない。
ことが分かります。(ベビーシッターとビッグレッドは例外)
トロンはもちろん、各種コントロールやデスクラ、ビーコンデッキは土地を置いてなんぼのデッキ。
それらのデッキに抹消というランドリセットスペルが効かないはずはありません。
カウンターを構えてるデッキには「打ち消されません」の一言がクリティカルにヒットします。
つまり、決して今の環境に抹消がそぐわないとは思えないのが結論です。
■では何故、抹消が不採用なのか
ここで一度、土地を大量に必要とするデッキ(抹消が有効なデッキ)の構成を思い出してみて下さい。(面倒なので、各自ネットから検索するなりして下さい。)
・
・・
・・・
そう、これらのデッキは全て緑を含むデッキであり、大量のマナブースト手段が搭載されていることが分かるはずです。
考えてみれば当然で、土地を大量に必要とするのだからマナブースト手段も豊富に装備。
極楽鳥、桜族の族長、木霊の手の内、真面目な身代わり、、、森の占術や刈り取りと種まき、なんてカードもそうですね。
これらがどのデッキにも(チョイスは様々ですが)平均して8枚前後は含まれています。
これが何を意味するかというと、そう
抹消打っても相手の方がリカバリー早いよママン(つд`)
というデッキの存在意義を否定されるような事態が起こるということです。それも頻繁に。
よって抹消が不採用になったのでないかと。
■じゃあどうやって勝つのさ?
そうは言っても、抹消はデッキのコンセプトを支えていた一枚。
リセット後にマーチによって生物化したインゴットで殴るのがこのデッキの勝ち手段だったはずです。
抹消無しで、3/3の破壊不能生物を出した所でそれが勝ち手段になるとは考えにくいでしょう。
よって、新たな勝ち手段が必要になってきます。
それがメロクと袖の下というわけですね。
確かに両方ともそれ一枚で勝てるほどの明確なフィニッシャーです。とりわけトロンに対しては袖の下はもとよりメロクも重要。
トロン側からしたら、メロクを出されることは、キキジキ+タイタンコンボに素直に移行できないことを示していますから。
仮にそんなことをやったら、自分だけが被害を受け、相手の飛んでるイリュージョン’sに秒殺されますからねぇ。
まずはメロクを除去るために、歯と爪からなんらかの対抗手段を持ってくる必要があり、そのタイムラグを利用することでマーチ側が有利にゲームを進められるものと思います。
つまり、抹消を抜いてこれらフィニッシャーを入れるということは、少数のフィニッシャーを大量のカウンターなり除去なりで守って勝つ典型的なカウンターコントロールになるということでしょう。
デッキの方針が大転換しているわけですね。(・ー・)うん
■しかし不満も残る
ここで一度このデッキがカウンターコントロールだと考えてデッキレシピを見直してみてください。何か不純物が見当たりませんか?
そう、それはずばり、
機械の行進!!
確かにこのカードは神話、ベビーシッターに鬼のように効きますが、その他のデッキには紙クズもいいとこ。
もはや抹消は無いので、インゴットを生物化する旨みもほとんどありません。こういった特定のデッキをメタるカードは素直にサイドボードなのがカウンターコントロールのあるべき姿でしょう。それがメインにしかも4枚。
はっきり言って、今のこのデッキは
何なのか分かりません
僕の場合、既存のデッキをメタにあわせて弄ってるとコンセプトが崩れて意味の分からないデッキによくなりますが、それに該当してしまうように見えます。(あくまで"見える"だけですw)
これでは例え、このデッキを完コピしても勝つのは難しいのではないでしょうか?
字数が限界なので次の日記に続きます。
注2)今回の記事は、このデッキでファイナルズの初日全勝という見事な成績を残した大磯さんや、彼をバックアップしたであろう全ての関係者の皆さんに、いささかなりとも批判・批評を加えるものではありません。しがない一マジックプレイヤーの戯言です。
さて、そんなわけではじめて日記でマジックの考察なんかやっちゃうアスですこんばんわ。このデッキタイプ、僕が日本を離れる前(つまり前環境で)使い込んでいたからちょっと興味あるんですよねー。
んじゃ、早速デッキレシピをコピペ。
2 《ミラディンの核》
1 《水辺の学舎、水面院》
9 《山》
12 《島》
-----------------------------------------------------------
24 土地
2 《曇り鏡のメロク》
-----------------------------------------------------------
2 クリーチャー
4 《静電気の稲妻》
4 《紅蓮地獄》
4 《知識の渇望》
4 《機械の行進》
4 《ダークスティールの鋳塊》
3 《卑下》
3 《血清の幻視》
3 《マナ漏出》
2 《師範の占い独楽》
2 《無効》
1 《袖の下》
-----------------------------------------------------------
34 呪文
3 《粉砕》
3 《邪魔》
3 《頭蓋の摘出》
2 《無効》
2 《減衰のマトリックス》
1 《袖の下》
1 《卑下》
-----------------------------------------------------------
15 サイドボード
さて、このデッキの何がびっくりって、抹消がメインはおろか、サイドにすら一枚もないってことですよね。
一体何故なんでしょう?
HJの記事には「環境が高速化したため」としか書かれていないですが、もっと詳しい解説が欲しい所。
というわけで、まずはここから考察してみましょうか。
■今の環境で抹消は有効か否か
今の環境でのさばってるデッキを羅列すると
・神話
・トロン
・デスクラウド
このへんを第一メタとし
・ベビーシッター
・ビッグレッド
・青緑(+黒)のいわゆるエロコン
・白緑青(+黒)のいわゆるヤソコン
・緑(+黒&/OR+青)のいわゆるビーコングリーン
となるのではないでしょうか?多少偏見が混じってる気もしますが(汗
で、もう少し抹消に絞った観点からこれらを再カテゴライズすると
序盤から強烈なライフプレッシャーを与えてくるビートダウンは神話のみで、あとは大量に土地を要するコントロール系しかいない。
ことが分かります。(ベビーシッターとビッグレッドは例外)
トロンはもちろん、各種コントロールやデスクラ、ビーコンデッキは土地を置いてなんぼのデッキ。
それらのデッキに抹消というランドリセットスペルが効かないはずはありません。
カウンターを構えてるデッキには「打ち消されません」の一言がクリティカルにヒットします。
つまり、決して今の環境に抹消がそぐわないとは思えないのが結論です。
■では何故、抹消が不採用なのか
ここで一度、土地を大量に必要とするデッキ(抹消が有効なデッキ)の構成を思い出してみて下さい。(面倒なので、各自ネットから検索するなりして下さい。)
・
・・
・・・
そう、これらのデッキは全て緑を含むデッキであり、大量のマナブースト手段が搭載されていることが分かるはずです。
考えてみれば当然で、土地を大量に必要とするのだからマナブースト手段も豊富に装備。
極楽鳥、桜族の族長、木霊の手の内、真面目な身代わり、、、森の占術や刈り取りと種まき、なんてカードもそうですね。
これらがどのデッキにも(チョイスは様々ですが)平均して8枚前後は含まれています。
これが何を意味するかというと、そう
抹消打っても相手の方がリカバリー早いよママン(つд`)
というデッキの存在意義を否定されるような事態が起こるということです。それも頻繁に。
よって抹消が不採用になったのでないかと。
■じゃあどうやって勝つのさ?
そうは言っても、抹消はデッキのコンセプトを支えていた一枚。
リセット後にマーチによって生物化したインゴットで殴るのがこのデッキの勝ち手段だったはずです。
抹消無しで、3/3の破壊不能生物を出した所でそれが勝ち手段になるとは考えにくいでしょう。
よって、新たな勝ち手段が必要になってきます。
それがメロクと袖の下というわけですね。
確かに両方ともそれ一枚で勝てるほどの明確なフィニッシャーです。とりわけトロンに対しては袖の下はもとよりメロクも重要。
トロン側からしたら、メロクを出されることは、キキジキ+タイタンコンボに素直に移行できないことを示していますから。
仮にそんなことをやったら、自分だけが被害を受け、相手の飛んでるイリュージョン’sに秒殺されますからねぇ。
まずはメロクを除去るために、歯と爪からなんらかの対抗手段を持ってくる必要があり、そのタイムラグを利用することでマーチ側が有利にゲームを進められるものと思います。
つまり、抹消を抜いてこれらフィニッシャーを入れるということは、少数のフィニッシャーを大量のカウンターなり除去なりで守って勝つ典型的なカウンターコントロールになるということでしょう。
デッキの方針が大転換しているわけですね。(・ー・)うん
■しかし不満も残る
ここで一度このデッキがカウンターコントロールだと考えてデッキレシピを見直してみてください。何か不純物が見当たりませんか?
そう、それはずばり、
機械の行進!!
確かにこのカードは神話、ベビーシッターに鬼のように効きますが、その他のデッキには紙クズもいいとこ。
もはや抹消は無いので、インゴットを生物化する旨みもほとんどありません。こういった特定のデッキをメタるカードは素直にサイドボードなのがカウンターコントロールのあるべき姿でしょう。それがメインにしかも4枚。
はっきり言って、今のこのデッキは
何なのか分かりません
僕の場合、既存のデッキをメタにあわせて弄ってるとコンセプトが崩れて意味の分からないデッキによくなりますが、それに該当してしまうように見えます。(あくまで"見える"だけですw)
これでは例え、このデッキを完コピしても勝つのは難しいのではないでしょうか?
字数が限界なので次の日記に続きます。
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