そもそも、あのデッキの主要パーツって救済以前から存在したよね?
それなのにPTフィラディルフィアの時点では誰も見向きもせず、また成績も残せていないのはナゼなんでしょう?

という問題提起からはじめてみます、アスですこんばんわ。

まず、確認したいところですが、黒ビートが救済で得たカードとは
・ウラミの墳墓
・残虐の手
サイドボードでは
・竹沼の沈み込み
・剃刀歯の鬼
ってぐらいでしょう。

このうちドレもが、「救済以前では弱かったデッキ」が劇的に強くなるほどの強力カードだと思いますか?

私はそうは思いません。

確かにある程度は「強い」といえるカード達ですが、決定的だとは思えないのではないでしょうか。

白ウィニー対戦で有効な残虐な手も、相手も名誉の手を得たことで存在価値が半減してますし、何より依然としてキーは十手であることは変わらないワケですし。

ウラミの墳墓は沼の上位交換として有効ですけど、所詮は最後の悪あがきでしかない場合がほとんどだし、そもそも一枚挿しですから毎回引けませんし。

サイドボードのカードも、サイドである時点でメタのパワーバランスを崩す程でないことは明らかでしょう。

では、何が黒ビートの誕生を促したのか。

それはもちろん、メタの変化です。

具体的に言えば、ケチコンの強化と蛇の衰退でしょう。

ケチコンの強化については以前の日記でも考察しましたが、一言で言えば影麻呂つんよ。てことですよね。

では今回はもう一つの主役、蛇デッキについて考えて見ましょう。

実は、PTフィラディルフィア時点での最大人口は「蛇」でした。

つまり、誰もが白ウィニーやケチに対策を講じるのと同じレベルで蛇も警戒していたということです。

そして、黒ビートは圧倒的に蛇に勝てません。

何せ、ハンデス戦略自体が圧倒的なマナブーストからのトップデッキ戦略に対抗できないからです。

いくらハンドをゼロにしてても、独楽の力を借りて天から降ってくるメロクや北の樹、せし郎に圧敗するビジョンがありありと見えます。
ネズミの墓荒らしがサイド要員だったPTの時点ではそう助の召還術だけでも相当キツイはずです。

つまり、ここからが最も言いたいことなんですが。

黒ビートが流行るなら、一旦はメタの周辺に追いやられた蛇や(コンセプト的にはよく似てる)レジェンズの復権もあり得るってことですよ。

決してメタは、黒ビートと白ウィニーとケチコンだけで回ってるわけではありません。

まさに、メタは生き物ってことですな。

いじょーだぶんですた。

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