マリガン?GO?

2005年10月11日
ども、アスですこんにちは。

昨日は久々に大会に出て、とても得るものが多かったと思います。
やっぱ10の練習より1の実践、ってやつですよね。

で、今回はなんかマジック熱上がってきたんで、マリガン判断について下手くそなりに考察してみていきたいと思います。

初期手札、スペルは理想的だが次のドローが土地で無いと危険。あなたならマリガン?GO?

これは、DNの100質でもよく使われている命題ですが、みなさんはどう思いますか?

もちろん、これは自分のデッキ構成だけでなく相手のデッキタイプによっても左右されまくるので一概には言えません。

でもよく「土地ドローできなかったら負けじゃーん。マリガンじゃーん。」と聞きますが、本当にそうなんでしょうか?
ずっと前から僕はコレに疑問を持っていました。

言うまでも無いことですが、マリガンすれば手札は一枚減ります。そしてマリガン後のハンドが前よりよくなっている保障はドコにもありません。

さらに言えば、手札が一枚減っていることを補って余りある好ハンドを、一枚少ない手札で実現しなけばならないのです。
これって実はかなり稀れなんじゃないでしょうか?

個人的には、上のを期待するぐらいなら、「ライブラリーの上から一枚目(もしくは二枚目)が土地である」ことに賭けた方がよっぽどマシだと思います。

例えば、ライブラリー総数が60枚のデッキで、土地が24枚のデッキの場合、「次のドローが土地」の確立は24/60 で40%です。「次か、その次が土地」なら2倍の80%なんですよ?
さらに実際には、すでに7枚初手をドローしており、その中の土地が少ないという設定なんですから確立はさらに上昇します。

つまり確立的には、土地一枚ぐらいだったらトップデッキできるもんなんです。普通は、ね・・・。

ダブルマリガンで負けたらしょうないのではなく、本当にマリガン判断が正しかったのかどうか、反省するべき点は僕を含め
多くのプレイヤーにあると思います。

「マリガン出来ないヤツは負ける」
は正論だと思いますが
「キープ出来ないヤツも負ける」
も同じぐらい正論なのではないでしょうか。

まあ総論では分かりにくいので、次に僕の場合のケースを書いてみます。

ケース1 サイカトグの場合

初手 : 島 島 知識の渇望 他スペル×4

ケース2 ケチコンの場合

初手 : 森 師範の占い独楽 桜族の長老 他スペル×4

これら二つのケースは僕なら先行後攻に関わらず秒でキープです

これらをキープ出来ないヤツは勝つ気が無いとまで言っていいと思っています。

なぜならケース1の場合は、あと2ターンの間に一枚ランドをツモれば知識の渇望に繋がり、その後も上手くゲームが出来るからです。
デッキには2マナ以下のカードも豊富にあるので2ターン目の相手の行動を阻害することだって出来るはずです。

ちなみに、あと2ターンの間にランドをツモる確立は・・・・
23/53×2 で 約87%
2ターン目に氷を撃とうものなら 約130%です。
(100%超えたからと言って、絶対では無いことに注意)

新環境のサイカは、渦巻く知識を失ったせいで安定性が疑問視されがちですが、渇望のおかげでデッキの最低機動ラインが3マナに押し下がっている点で、前環境と何も変わってはいません。

♯最低機動ラインとは、デッキが満足に動くことの出来る最低限のマナ数のことです。とりあえずなんかキャスト出来るマナ数とは少し違います。

ケース2の場合は、最低機動ラインが2であることが重要です。
確かにデッキのキーであるケチな贈り物は4マナであり、初手からはあと3枚も土地が足りません。
ですが、独楽のドロー操作と長老のマナブーストを持ってすればコレは極めて容易です。
このケースでも、ランドはあと1枚ツモればいいと言えるでしょう。

一方で、この手札の場合、「次のターンに長老を置く」ことは諦めた方がいいでしょう。独楽を置いて、アップキープに起動するからです。そうすれば、その3枚のなかに土地が普通はあるハズなので長老が出るのは本来より1ターン遅れますが、彼のマナブーストのおかげで±ゼロ。問題ないですよね。

ちなみに、独楽で見た3枚の中に土地がある確立は・・・
21/53×3 で 118%です(土地22枚デッキの場合)

このように、デッキの最低機動ラインを考えれば一見マリガンしたくなるハンドでも安心してキープできることが分かります。

♯ちなみに、今回の確立計算は数学が大っきらいなアスが行いましたw
実際には、一回一回のドローの度に確立が変動していくので上記の値にはなりませんが、ソコは無視しても構わないぐらい些細なモノだと思います・・・。

しかし、コレはあくまでコントロールの理論だと言うことを忘れてはなりません。

ビートダウンをプレイする場合は、もっと繊細で細かなマリガン判断が要求されます。
というのも、ビートダウンは相手が立ち直る前に叩き潰すことがコンセプトなわけですから、「最低限」のマナ数に拘るより「最高の回り」を求めてマリガンをすることが要求されます。

初手の土地の枚数は適正でも、クリーチャーの質がかみ合ってないとかですね。神話だと特にそうですが、ゴブリンでもスミスや焼却者などのボードコントロール要員ばかりの初手でコントロールと当たったらマリガンを考慮しなければなりません。

大変ですねー
(´ー`)フゥー・・・

ええっと・・・

異常だ分

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